鄭州駅乗換
この日は広州を昨晩出発した香港・広州発北京西行き「特快T98」から、鄭州駅で今年2月に開業した中国鉄道自慢の鄭州西安高速鉄道に乗り換えて洛陽龍門駅へと向かいました。
鄭州駅から洛陽龍門駅、洛陽龍門駅から西安駅行のチケットは事前に入手してなかったので、当日発車直前にチケットが買えるか不安だったが、開業したての高速鉄道ということもあり無事買う事が出来た。
世界遺産「龍門石窟」見物した後は和諧号「G2009」に乗り黄土高原を時速300km/h以上で走り抜けてこの日の目的地西安に予定時間を過ぎたが辿り着いた。
3日目の予定 (2010年7月24日)
- 広州から寝台特急T98に乗って鄭州で乗換
- 鄭州駅で洛陽行の高速鉄道チケット購入
- 鄭州駅から高速鉄道G2003に乗り洛陽へ
- 洛陽龍門駅で西安行の高速鉄道チケット購入
- 世界遺産龍門石窟見物
- 高速鉄道G2009に乗って西安へ
- 西安 鐘楼・鼓楼見物 本日最初の食事が超激辛麻婆豆腐
香港九龍発 北京西行 寝台特急T98 鄭州駅定時到着
9時15分、1分も遅れずに、特快T98は鄭州駅に到着した。
中国鉄道も時間には正確だ。
ホームに降りたら、先頭車両がすぐそばだったので、どんな機関車がひっぱていたのか見に行きました。
広州から洛陽へは、わざわざ乗換なくても行けるのですが、K648、K238、K82では時間がかかりすぎて、昼間の時間が有効に使えない。
一番速い列車で、移動をできるだけ夜間にする為に、T98と鄭州駅乗換G2003の組み合わせとなった。
G2003は料金が高いので現地では人気がなく、当日でも切符が買えることはわかっていたので、現地で切符を買う事にしました。
昨日は食堂車で夕食を食べた後、すぐに寝てしまった。
硬臥寝台席のベッドで横になり、うとうとしている時、レールの繋ぎを車輪が通過した時に発生するコトンという音のピッチがやたら短く相当スピード出しているなと思っているうち眠りについていた。
コトッン・コトッン・コトッン・・・・
催眠効果でもあったのかな。
高速で走っている割に横揺れがほとんどなかく、日本の寝台列車とはその点が大きく違っていた。
翌朝、通路側にある補助席の向かいに座っていた北京へ行くという人に、鄭州のZhenがどういう発音するのか教えてもらった。
「チョンジョウ」とこちらもオウム返しで3回言い直しても訂正された。
中国語の発音はとてもむずかしい。
その人は、わざわざ鄭州のことを聞いたので、私が少林寺に行くのかと思ったらしく、カンフーの技らしきをして笑わしてくれた。
独特なデザインの駅舎。
ぱっと見て鄭州駅とすぐにわかる。
この駅舎のデザインはとても好きだ。
鄭州駅は中国鉄道の東西南北の主要な線が交わる重要な駅。
ここで今年開業した中国鉄道自慢?の鄭州西安高速鉄道に乗り替えて、洛陽龍門駅まで行きます。
駅を出て、正面に大きな切符売り場があったので、西安駅行きの切符を買いに行きました。
11:25発 G2003 鄭州駅→洛陽龍門駅 2等 1張
17:45発 G2009 洛陽龍門駅→西安駅 1等 1張
これを簡体字で書いたメモを「ヤオ チェイガ」と言って窓口係にわたして渡した。
窓口の人は何か言っていたが、全然わからない。あるとかないとかを言っているようではなく、そのうちここが長距離バスの切符売り場だと気がついた。
窓口の女性は、このような所で働いている人にしてはめずらしく愛想のいい人だった、ニコニコしながら相手をしてくれた。
よく廻りを見てみると切符売り場が駅の出口横に売場があった。
切符売り場②とある中へ入った。
鄭州駅で洛陽行の高速鉄道チケット購入
窓口がいろいろ分類され、どこに並んでいいのか判らなかったが「4−11天以外」の窓口に並んだ。
すぐに自分の番が回ってきた。先ほどのメモを、「ヤオ チェイガ」と言って渡した。すると、愛想の悪い(これが普通)窓口係は「没有」と言い、メモをこちらに突き返してきた。
やっぱりと思い、洛陽龍門駅−西安駅に横線を入れて消して、鄭州駅−洛陽龍門駅のぶんだけ指さして、「チェイガ」と言って返した。すると、メモを取り票を発行してくれた。
これで予定通り旅を続けられるのでほっとする。
鄭州駅では洛陽龍門発の列車のチケットを販売出来ないようだ。
このような重要な駅でも、他の駅発の切符が買えないとは、なんとか改善しようと思わないだろうか。
予定通り当日売りで手に入れた票
11:25発 G2003 鄭州駅→洛陽龍門駅 2等 61元(約800円)
非常に安い
鄭州駅から洛陽龍門駅までは約130kmそれを800円で
日本だと大阪駅から米原駅とほぼ同じ、新幹線に乗り800円で行けますか?
乗換の時間が1時間ちょっとしかなかったので、鄭州の街をぶらぶらしたかったのですが無難に待合室で列車を待ちました。
ホームの上の渡り廊下の長さを見て、この駅はそんなに大きくないのかなと感じたが。
中国の公共施設は日中、照明をあまりつけないから建屋内が薄暗い。
こういった売店で、覚えたての中国語で話しかけて、何か買ってつまんでみたいが、食べ慣れないものを食べるのが怖いので手が出ない。
結局朝飯はナシ。
昭和の時代の病院のロビーを思い起こすこじんまりした待合室。
鄭州駅から高速鉄道G2003に乗り洛陽へ
中国鉄道自慢と期待の鄭州西安高速鉄道は、一番奥のホームからの出発だった。
モデルさんの撮影会ではありません、一般の人の記念撮影会。
自分も子供の頃は、新幹線で東京に行く時、駅のホームで舞い上がっていた記憶がある。
和諧号(ハーモニー)は日本の新幹線を先祖とするCRH2を運用
開業して半年もたっていないのにこのこびりついた汚れ方。
是非日本の会社から自動洗車機を買って、もっと綺麗に使いましょう。
鄭州駅から次の洛陽龍門駅まで125kmを24分で走る。
巡航速度は300km/hになる。速!
しかし、出発は15分遅れで出発した。
それぐらいは没問題。
鄭州駅始発なのに、すでにほぼ満員、へたしたら切符を買い損ねるところだった。
乗り心地は一部在来線乗り入れしているが(2010年当時)、日本の新幹線と同じように高速鉄道専用路線で、振動が少なく騒音はひょっとしたら日本の新幹線よりも小さいかもしれない。
時速300km/h以上出している時でも、そんなにスピードを出している感じがしなかった。
鄭州西安高速鉄道 G2003洛陽龍門駅到着
G2003は洛陽龍門駅には12時15分に到着
駅の裏側はど田舎
一瞬、南紀勝浦駅を思い出した
こんな所に高速鉄道の駅があるなんて
ホームの地下道を通り出口へ
洛陽龍門駅で西安行の高速鉄道チケット購入
寝台列車のチケットは前もって中国の旅行社に予約をしていたが、高速鉄道の鄭州駅ー洛陽龍門駅、洛陽龍門駅ー西安駅の2枚は旅行者へ支払う手数料節約の為予約していなかった。
鄭州駅から西安駅までの高速鉄道は2010年の2月に開通したばかりで、あまり人気がなくチケットは当日でも買えるだろうと高を括っていた。
17:45発 G2009 洛陽龍門駅発、西安駅行、1等を1枚購入
ちょっと操作の説明を初めて見る人でも概ねわかると思います。
右側の列
一番上から洛陽龍門駅発(これは変えれない)
次の段が行き先(西安)
次の段が乗る日(2010年7月24日)
列車番号(G2009)
座席種類と枚数
左側で大人、子供、1等、2等の購入数量を入力する
お金294元を入れて完了
クレジットカードも使えるようなので、勇気のある方は試してください。
※2010年当時、高速鉄道チケットはこのように楽に買えた。
しかしこの後、偽造が多発したせいか、高速鉄道のチケットは高額になるので
チケット購入する際、偽造防止の為、身分証明書(外国人はパスポート)を
提出して身分証明書の番号をチケットに記入する事になった。
機械にはパスポート読み取り機能がついてないので、この時以降機械では買えなくなった。
某国の官庁のような殺風景な建築物
龍門石窟駅前バス乗り場
駅を出ると雨が降っていたが、傘をさすほどではなかった。
駅前のバスロータリーに67路龍門石窟行きバスの乗場があった。
30分ぐらい待ったがバスは来ない、来る気配がない。
時刻表がないので待っていても仕方がないのでタクシーを利用する事にした。
龍門石窟までは歩いて行ける距離だと思えるが、以前常州でこの手の地図を見て歩いて行ったら、えらい目にあった。
タクシーで龍門石窟へ
タクシー乗場は駅の横のはずれにあった。
屯していた運転手たちの方へ寄って行くと、そのうちこっちに向かって来た一人と交渉開始。
龍門石窟なら30元(当時の日本円=360円)と言う
近いのはわかっているので、「太貴了!」と言ったが5元しか負けない
時間がないし300円少々の事で値下げ交渉するのも面倒くさいので、25元で交渉は成立
龍門石窟へタクシーで行く
3日目②へ続く