6日目 2010年7月26日 夜の上海万博散歩
今回の中国の旅は駆け足で各地の滞在時間が短くゆとりがなかったが、
浦東空港で関空行きの飛行機を待っている時は充実感一杯やった。
広州、洛陽、西安、上海と、どの都市もそれぞれ特色があり、
滞在時間を長くとってじっくり旅してみたい。
11月には広州アジア大会を観戦しに行く事が決まっているので
のんびり中国を楽しもうと思っています。
5日目の予定 (2010年7月26日)
- 西安から寝台直達列車Z94で上海へ
- 上海駅から南京東路へ
- 夜の上海万博散歩
6日目の予定 (2010年7月27日)
- 上海市第一食品商店で土産物購入
- 帰国
地下鉄8号線で人民公園から西蔵南路駅まで
万博会場最寄り駅西蔵南路駅へは地下鉄8号線で人民公園駅からまで4駅
西蔵南路駅から万博2号門から入場し、Dゾーンを見て対岸へ渡り
中国館、日本館、韓国館のあるほう行く予定。
Eゾーンは最初からパス。
ついに万博会場へ到着
もう既に8時を廻って焦り気味
チケットは事前に購入してなかったので、チケット売場を探しチケットを無事購入完了
売場のボランティアの若い女性は笑顔
さすが万博、若い人たちのやる気が伝わってくる
90元=1080円(1元:12円 2010年7月レート)
上海万博会場入場(万博2号門)
この時間から入場する人はほとんどいない。
大きなイベントでボランティアの若者たちが真面目に働いているのを見ると
イベントの印象がぐっと上がる。
午後8時を廻ってるので、私以外はみな門へ向かう人ばかり
入場してからDゾーンへ向かって歩くが、しばらくはパビリオンがなく、
遠く彼方に輝く明りの方向へ向かってまっしぐらに歩いた。
万博周辺のマンションも色添えを添えている
屋上では上海万博をあてにビールでも飲んでいるのかな
不動産価値あがっただろ~な。
Dゾーン(企業、企業連合、日本産業館)を歩く
このあたりがちょうどDゾーンとEゾーンの境界になっている。
Dゾーンは企業や企業連合のパビリオンのあるエリアで、日本産業館、
韓国企業連合館、コカコーラ館などがあります。
Eゾーンの中国船舶館
対岸はAゾーン
イベント会場では何やら中国の歌手がコンサートをやっている
警備の人も熱心に見ていた。(あかんがな‥)
対岸のAゾーンにある宇宙船のような形をした世界文化センター
奇抜なパビリオンを見ていると、子供の頃家族と近所のおばあちゃんと
みんなで見に行った大阪万博の思い出が彷彿する。
中国鉄道館発見(~_~メ)
中国鉄道館 発見!
列車の大幅な遅れ、ちょっと文句のひとつでも言いに行ったろか(笑)
LEDが発する淡い光のグラデーションが次から次に色が切り替わる
中に入りたくなるが外観を見ているだけ価値がある
黄浦江にかかる濾浦大橋
こたらも配色が次々に変わり美しい
黄浦江対岸沿いのパビリオン群
対岸にある中国館ぐらいまでは行ってみたい
コカコーラ館、大空家園館(宇宙の家館)と奥にあるナショナルグリッドギャラリー
この辺りは中国の巨大国有企業がかたまっていた
コカコーラ館が見えてきた所で、高架の歩道から降り日本産業館のほう向かって歩きました。
中国石油館は休館
中国ナショナルグリッドギャラリー見学
ナショナルグリッドギャラリー(国家電網館)
入場待ちの列に並んでいる人が少なく、すぐに入れそうだったので、
いくら時間が無いとはいえ、ひとつぐらいはパビリオンに入って
見たかったので入ることにしました。
入ったものの何のパビリオンだろうか
館内の奥に何があるのかわからないまま前に進む。
一方通行で後戻りが出来ないみたいであまり時間を取られると困る。
興味と不安を併せ持った心境
関西電力のような電力会社かと思ったが、展示内容を見ていると、
どうも電線を引くインフラ整備を目的とした会社なのかもしれない。
館内を進んでいくと、いくつかの扉が並んでいる前で各自床に番号の書いた位置に
止まるよう指示される。
少し時間が経ち前の扉が開き、入れさせられた。
床を含め6面張りのスクリーンの部屋だった。
映像と音楽流れると、視覚的に自分が飛んだり、落ちたりする錯覚が味わえる工夫をされていた。
キャーキャーワーワー、喜怒哀楽が激しい中国のみなさん大喜び
約30分ほどで、ナショナルグリッドギャラリーから脱出成功
隣が米国IT企業シスコシステムズパビリオン(思科館)上手いこと当て字を考えつくもんです
日本産業館発見!
シスコシステムズパビリオン(思科館)の隣が日本産業館
地下鉄13号線濾浦大橋駅、1号門の近くにあった。
9時半ごろでも、たくさんの人が入場待ちしていた。
私も入ってみたかったが、ここで列に並んでしまうと、もうこれ以上先へ
行けなくなってしまうので、残念だが諦めた。
大阪のたこ焼きが中国でも認知されているようでたこ焼きがよく売れていた。
たこ家道頓堀くくる 挑戦した甲斐があったでしょう
各国パビリオンは、積極的に自国のいいところを強調しアピールしている。
外国に行くと、日本とは随分違うなぁと実感する。
このパビリオンで評判になった梯子登りロボット
日本人サラリーマンの勤勉さを表現、コツコツ登っています
さらに評判になったのが館内に展示されていた世界一トイレとか言う金キラ金の黄金トイレ
評判になった梯子登りロボット
こつこつ登っていればいいことがあるのか?
私は何もなかったなぁ
城市足跡館
レストランセンター
渡し船に乗り対岸のCゾーンへ
Dゾーンは、ほぼ見ることができた。(パビリオンの外観だけ)
渡し船に乗って対岸のCゾーンに渡る。
ほんとうはBゾーンに渡って、中国館のあるAゾーンに行こうと考えていたのだが、
乗る船を間違えてCゾーンのほうへ行ってしまった。
黄浦江にかかる濾浦大橋
目的地中国館がどんどん遠ざかる。
渡し船はこの橋の下をくぐり対岸のヨーロッパのパビリオンがあるCゾーンへと向かって行った。
上海は夜景が綺麗な都市だ
10分ほどで対岸のCゾーンに到着
折り返しの船に駆けて乗り込む乗客たち
壮絶な席取り合戦が始まった
Cゾーン(ヨーロッパ、アフリカ、南米)を歩く
Cゾーンは、ヨーロッパ、アフリカ、南米のパビリオンが密集しているゾーンで、
人気のあるゾーンなので昼間は人がとても多く密集する。
地図を見てるとレストラン街があったので、まずはレストランを目指して歩く事にした。
考えて見ると昨晩から列車に乗って、朝から何も食べて無い
イタリア館
ロシア館
ペルー館
漢字の表記が面白い、たぶん意味があってあてたとは思えない。
”秘魯”
Cゾーン アメリカ館 前に広州東駅のフードコートにもあったファーストフード店 真功夫
真功夫で今日最初の食事
午後10時半、この店しか開いてなかったので仕方なく真功夫で食事をとる
喉はカラカラ、お腹はペコペコ、脚は棒のようになっていた。
もらったメニューから唯一残っていた定食
シイタケの煮物、玉子とトマトのスープ、御飯
約50元したので街の中よりかなり高めの値段
ご飯にぶっかけて食べてみると、なんかいつも家で食べている
シイタケ炒めみたいな味で、結構おいしかった。
食事をさっさと終えて中国館のあるゾーンへ向かう
アルゼンチン館
電気バス
中国は以前から電気自動車、バス、バイクに力を入れている
電気バスはVOLVO製のよう
カナダ館
この橋がCゾーンとBゾーンの境界になっている
上海は地震がないのか、ずいぶん細く貧弱な橋脚
震度3以上でスッテンコロリン?
CゾーンからAゾーンへ、Bゾーンは素通り
CゾーンからAゾーンへ貫いている高架道を通って、Aゾーンにある中国館を目指す。
Bゾーンは予定通り素通り
中華美食街
小龍包で有名な南翔饅頭店や中国7大料理の代表的な料理店の全聚徳、狗不里、小肥羊、得月楼、沙県小吃、陶然居、巴国布衣、美心酒家、西安飯庄などが出店している。
ここで食事をするのを楽しみにしていた。
主題館
主題館とレストラン集積エリアを抜けると、世界軸に交わる。
テントのような構造物が山脈の様に連なり世界軸のアクセントとなっている。
BゾーンとAゾーンの境界にある世界軸
万博の重要な施設がこのメイン道路の左右に建ち並ぶ
上海万博も大阪万博の時のソビエト館やエキスポタワーなど想像力を駆使した
奇抜なデザインのパビリオンが多かった。
12時で閉館だから、もう進軍もこれで終了
日本館、韓国館は残念ながら見れなかった。
Aゾーン中国館
11時半、中国館前に到着
この万博最大の象徴的なパビリオンは絶対に自分の目にとどめておきたかった。
大阪万博の時の最大の目玉は、アメリカ館の月の石ではなかっただろうか。
あの時は4時間並んで立ち止まる事が許されてなかったので見れたのは一瞬だけ
30年以上経った今でも強烈な印象が残っている。
ここで写真を撮っていると、中国の青年から中国館をバックに、
カメラのシャッターを押して欲しいと頼まれた。
適当に撮ると、後で写り具合を確認して気に入らなかったら撮り直しを要求してくるので、
ちゃんと撮ってあげた。
どこから来たかと尋ねると広州から来たと言っていた。
広州とは、なんらかの縁があるみたいだ。
夜の上海万博散歩もこれにて終了です
上海万博離れる(万博6号門)
6号門を出たところ。
駆け足で見た上海万博、名残惜しく離れる。
パビリオンの中にも入りたかったし、もうちょっと見たかったなぁ。
西安駅発上海駅行直達特快Z94の遅れがほんとに悔やまれる。
今日の足跡 上海万博移動ルート
青字:歩いて移動
赤字:渡し船で移動
6号門から出てすぐの目の前にあった地下鉄8号線耀華路駅
これ以上は歩きたくなかったのでほっとした。
12時頃の地下鉄8号線 耀華路駅
パワフルな中国の人たちもお疲れのようです。
私も早くホテルに戻ってビールを飲みたい
関取りゲームに勝利した人たち
6日目 2010年7月27日 帰国
上海市第一食品商店で土産物購入
ホテル近くに上海市第一食品商店というデパートがあったので、中国茶をお見上げに買って帰る事にしました。
入ってみると、多くの買い物客でとても賑やかだ。
お菓子などの量り売りはかなり安く、買うか迷いましたが、どうも味の ほうが心配だったので結局やめた。
目的のウーロン茶売り場が見つからず、1階から上の階に順番に上がってフロアーじゅうを歩いたが見つ からず、気のようさそうな店員を見つけてウーロン茶はどこかと聞いて見ると、2階の奥にあると教えてくれた。
最初から聞いておけばよかった。
この店で鉄観音茶を買った。
特級でもピンからキリまであり値段が違っていたので何を基準に買えばよいのか迷った。
最近わかったことですが、鉄観音茶は発酵の具合によって、全然味が違う。まるで別のお茶かと思うぐらい違う。
自分は発酵をよくさせた、ちょっとしぶめのほうがいい。
値切ろうとしたら、店員は困ったような表情をして、できないと言った。
中国でもこのような所では値段をまける事がないのか、言い値で買ってしまった。
帰国
今回も龍陽駅からリニアに乗り換えて空港へ行くので、地下鉄南京東路駅へと向かいました。
地下鉄2号線で南京東路駅から龍陽路駅までは6駅
龍陽駅でリニアに乗り換え
このような列車で都心から空港にアクセスするのは大変便利だ。
よくリニアの導入に踏み込めたもんだ。
日本の政治家、役人にはこのような判断力、決断力が極めて乏しい。
昨年(2009年12月)初めての海外一人旅で足を踏み入れたリニア切符売り場
切符を買う時にカウンタに載せておいたカメラを落としてしまい
電池を押さえる蓋が取れ、ホテルで借りたガムテープで固定して
なんとか最終日まで撮影を取り終えた事が思い出す。
上海に来た時には毎回思い出すのかな。
海宝君に別れを告げて帰国
広州、洛陽、西安、上海と全く特色の違う都市を、5泊6日で駆け足で巡る旅
あっという間でとても楽しい旅になった。
子供の頃の大阪を彷彿させるような広州
スケールの大きな仏教芸術が残る洛陽
古都城郭都市西安
近代化へ突き進む上海。
これから先、中国の面白さを味わいに行く旅は続きそうだ。
完結