張家界 現地ガイド付き武陵源観光
今回の旅は中国の世界遺産を寝台列車に乗って巡る旅で3日目
「張家界・ 武陵源」を散策します。
旅行前には観光する所ぐらいある程度下調べは私でもするのですが、旅行前仕事が忙しかったり、旅行範囲が広く張家界・武陵源についてはうっかり忘れていた。
結構有名な観光地でもあるので現地に行けばなんとかなるだろうと甘く考えていた。
ところが張家界に来てみると、行き当たりばったり1日で廻るのは無謀と思え、また折角ここまで来て中途半端に観光して終わってしまうのは勿体無さすぎると気が変わった。
九寨溝へ行った時もそうだったが、こういう時は少々お金は余分にかかるが、現地の旅行社を利用するのが役に立っていいのだ。
張家界駅前
AM6:00 張家界駅前のバスロータリーがあったので武陵源入口行きのバスを探したが朝早すぎたのか見つからず。
ロータリーに止まっていたタクシーで入口まで行く事にした。
私:「武陵源」と目的地を告げる
運ちゃん:一人で見て回るのか
運ちゃん:広いから1人では廻れないよ
私も武陵源がとてつもなく広いエリアに観光スポットが散らばっている事は知っている
この時点では武陵源の入口までタクシーで行って自力で適当に観光するつもりだった
運転手とやりとりをした結果、旅行社を斡旋してもらう事になった。
余分にお金を払わないといけないが、不安なく効率的に名所を廻れるので、
いつもなら断るところだが彼の提案に同意した。
武陵源入口に行く途中の地元旅行社を利用する
一番見に行きたかった所は”玻璃桥「ガラス橋」”
今日一日で廻れる工程を考えてもらう。
しかしガラス橋は離れた所にあるようで、今日1日だけだと工程が組めないようだ。
明日昼12時の列車は変更出来ないので、ガラス橋は諦めてスケジュールを考えてもらう
パソコンを睨みながら考えてもらった結果
1日で廻れる工程を即座に考えてもらい
武陵源入場券、ロープウェイ、エレベーター、公園内バス代、ガイド1日分
総額800元(約13000円)で交渉成立
日本の旅行社ではこんな柔軟な対応をしてもらえるだろうか?
このへんの臨機応変な対応が出来るのが当たり前に出来るのが中国のいいところだ。
緑色矢印:バス移動
赤色矢印:ロープウェイ移動
水色矢印:歩き
武陵源観光工程 4月29日(月)3日目
8:00 張家界国家森林公園 観光 金鞭岩渓谷5.7km歩き・ 金鞭岩 ・石峰・石碑 西遊記
8:00 武陵源(東南門)
9:20 バス移動 楊家界景区行き
10:00 楊家界ロープウェイ
10:15 楊家界風景区 天然長城・砂岩峰林 靄で全く見えない!
10:30 バス移動 天子山風景区行き
11:30 マクド 天子山店 前を通る
11:35 天子山風景区 石像 賀竜元帥像・仙女散花・御筆峰 靄で見えない!
12:00 昼飯
12:30 天子山風景区 御筆峰・石峰林・雲青岩
13:45 バス移動 天下第一橋行き
13:20 土産物店見物
13:40 袁家界風景区
14:10 袁家界風景区 天下第一橋
14:15 袁家界風景区 迷魂台・乾坤柱
15:10 移動 百竜エレベーター
16:00 バス移動 武陵源入口行き
16:10 ホテル
張家界駅ー旅行社ー 張家界森林公園 入口
旅行社から張家界国家森林公園入口まで別の人に車で送ってもらい
そこで今日一日案内してもらうガイドさんを紹介された。
張家界国家森林公園
ガイドさんは現地の人みたいだが、北京語が話せ、要所要所で立ち止まり説明してくれた。
私は簡単な中国語のフレーズを話せるだけで、聞き取りは殆ど出来ない。
簡体字はある程度読めるので、メモに書いて説明してくれるようになった。
世界自然遺産認証石碑
金鞭岩渓谷は空気が澄んだ綺麗な渓谷で
ハイキングのような感じで淡々と立ち止まる事無く1時間以上歩いた。
後日家で歩行距離を調べたら約6、7km歩いたみたいだった。
この大きな山といおうか岩が金鞭岩
長々した渓谷歩きは少々退屈した
武陵源に渓谷のイメージはなかった
スケールの大きな奇岩群を見せて欲しい
中国映画「西遊記」のロケ地と刻み込まれた石碑
バス移動 楊家界景区方面へ行く
いったんバスを降りバスの乗換
芋を揚げたのをつまんで、店の人に「好吃」と言うと何故か笑われた。
気を使って言ったのに、笑うようなもの売るな😠
ここの猿はそおっと近づいてカバンの中に手を突っ込み中のモノを盗み取ろうとする
箕面の猿もそうだったが、餌を面白半分にやるとこういう風になる。
要注意の猿たち
バス乗換 楊家界 ロープウェイ 乗り場へ行く
楊家界ロープウェイ
チケットは全てガイドさんが用意してくれるので助かります
既に前から雨はやんでいるが霧が濃くて山の上に行けば行くほど前が見えない
楊家界風景区
駕籠屋さんの呼び込み
中国ではどこまでもついてくるほどしつこくはない
”不要(ブヤオ)”と言って断れば問題はない
石長城
石長城 が目の前にあるそうだが、霧で全くわからない
”看不見了”
ガイドさんに一言 ” 没有 ” 「ない!」
ガイドさんは慌てることもなく次の場所へ移動
美味しそうなのが並んでいる
朝から芋をつまんだ程度、歩きっぱなしでそろそろ昼飯にして欲しい
食べ物に目が止まっていると ”早く来い” と催促される
先を急いでいるみたいだ
バスで移動 天子山風景区行き
またバスに乗って移動か
車窓から 石長城 がちらっと見えた
天子山風景区
賀龍公園 賀龍 元帥像
石峰林 雲青岩
少し見えるようになってきたが、もうちょっと霧が晴れてくれないと
想像力を働かさないとわからない
しかし霧のせいで幻想的な感じはある
雲青岩
仙女散花
天子閣
こんな山の上に「天子山マクドナルド店」が
午後0時やっと昼御飯
ここに来るまで美味しそうなものを出してる店があったのだが
たぶんこの店に行く事に決まっていたのだろう
葫の芽とハム炒め 葫の芽の歯ごたえと、塩味が効いたハムが美味しい
淡白な味わいの 溶き卵スープ
昼飯代は料金に含んでないので私持ち2人分で80元ぐらいだったかな
追加で私が払った。
御筆峰
昼御飯を食べ終わって、先程見た御筆峰から観光再開
やっと今日初めて凄い風景が見る事が出来た。
午後になり気温の上昇と共に霧も徐々に晴れてきました。
それと共に目の前に水墨画の世界が広がっているのが見えて来た。
これを絶景と言わずなんと言えるか
後ろの屏風風に立ち並ぶ石峰と、手前の筆のような石峰の対比が素晴らしい
ここは本当 お勧めです
またもバスで移動 袁家界風景区行き
今度はどんなところへ連れて行ってくれるのかな期待は持てます
ガイドさん”どうだ”と言わんばかり誇らしげな態度でこちらの様子を伺ってる
さっき展望台からは見えなかった 仙女散花が車窓から見えた
袁家界風景区
袁家界という見どころが集まっている地区に到着
次はどんな所かなと思っていたら
土産物店でした。
しかも高そうな銀か錫製の装飾品ばかり
油断も隙も無い。
素人っぽい販売員ばっかりだったので売り込みはなし。
ガイドさんは請負いだろうから、店と裏取引して客を連れてくると
いくらか入る仕組みがあるのだろう。
まぁどんなものがあるのか一通り見るだけ見て店を出た。
雨がまたパラパラ落ちて来た
”この先一人で上に行って見終わったらここに戻って来て”と書いて
暫くは自由に散策しました。
このあたりに点在する展望所からは多くの見所が見れます。
同じ石峰でも見る場所・方向により、時間とともに
靄のかかりぐあいも変わり、色んな表情を見せてくれる。
これらの石峰は浸食によって出来たのではなく、隆起して出来た奇岩だそうだ。
そしてこの辺り昔海の底だった。
いつの頃かは知らんけど。
天下第一橋
横から見ると崩れ落ちないのか不安になる
迷魂台
この展望台からは 迷魂台 と言われる天に向う壮大な石柱群が眺められた
撮影用のドローンかな
メモがなくなったので手に書いて教えてくれるガイドさん
懸浮山 映画「阿凡達(アバター)」を撮影した場所
懸浮山 乾坤柱
乾坤柱を横から見る。
高さが300mあると言っていた
この鉄骨の橋は200m以上の高さに石柱間の渡りとして架けてあり
下が透けて見えるからメッチャ怖い
怖くないの?
シャガの花がこんなとこで
アバター撮影スポット
ここでトイレ休憩
撮影も十分したし、こんだけ絶景を見せてもらえればもう満足です
もう帰ってもいいですが、まだ案内してくれるそうです
どうやら世界一の高さの百龍天梯(エレベーター)に乗るようです
反対側を平気で歩くのには困りました
百龍エレベーター入口
こんなに入っても大丈夫なのか思うほど空間いっぱいに詰め込まれる
エレベーターからの眺めでは石柱群を真横から見れるので、上から見るのは違った
立体感を感じとれた。
高さ約300mのエレベーターが3基 中国製ではなくドイツ製なので御心配なく(;^_^A
下から見るとこんな感じに、なんか高層ビル群を見上げてるような
PM4:00 武陵源入口行のバスに乗りホテルに向かいます
これにて予定終了。
なんとか1日で武陵源の主要観光スポットを巡る事が出来て大満足でした。
導遊謝謝啊。
関連動画:YouTube 太郎冠者まいろーぞ
2019中国横断列車旅と世界遺産巡り3 張家界武陵源