雪が見たくなりじっとしていられず
南国大阪から1時間半で氷点下を気軽に味える近畿の冷蔵庫高野山。
さらに昨年末から年始にかけての大寒波で高野山は朝7時の気温が氷点下5度。
暖かい炬燵から抜け出すには勇気が必要だったが、 何を血迷ったか
雪景色の高野山 壇上伽藍へ行ってきました。
防寒はしっかり準備
防寒靴、防寒ズボンは平昌オリンピックで使用したものを装備したので
寒さはさほど気にならなかった。
宗教には縁のない日常生活を過ごしているが、
仏教の建物や仏像には惹かれるものがあります。
仏像を見たり、山奥の寺をぶらぶら散歩するととても落ち着く。
この日の壇上伽藍は雪化粧で特に風情があり、
幅広い時代に跨る、他の寺院とは違った造りの建築物が立ち並び見ていて飽きない。
高野山への行き方 大阪市内ー高野山
高野山へは大阪市内から行くのが主な行き方になります
南海難波駅・新今宮駅・天下茶屋駅・堺東駅など特急停車駅で
特急こうや号に乗って行くのが便利。
もし関西空港から来た場合でも距離的に近い和歌山廻りで行くより
一旦大阪方面に向かい天下茶屋駅で高野線に乗り換えて
行った方がで早く行けます。
南海高野線の終着駅極楽橋駅で高野山ケーブルに乗り換え高野山駅へ
高野山駅前でバスに乗り換え
高野山駅でどのバスに乗るか
金剛峯寺へ行く
金剛峯寺前で降りる
31・32・33
千手院橋で降り金剛峯寺まで徒歩1~2分
※ほとんどのバスはここのバス停に止まり、大門方面か奥の院方面へ行く
11・12・21・22・23・24・31・32・33
奥の院へ行く
21・22・23・24
大門へ行く
11・12
南海りんかんバス
http://www.rinkan.co.jp/koyasan/
新今宮駅 特急こうや3号に乗りこむ
今回JR西日本「2021年度「冬の関西1デイパス」3600円を購入
JR西日本近畿エリアの普通、快速列車などが自由に乗れる
大阪水上バスがただで乗れたり、貸自転車が使えたり1日が満喫できるお得切符。
新今宮駅南海切符販売窓口で「2021年度「冬の関西1デイパス」を見せ
この切符の特典の「高野山・世界遺産きっぷ」を発券して頂く。
窓口が混んでいて、前の人と窓口の担当の方がやり取りをやっている
最中に10時発の特急こうや3号が目の前のホームに入線。
前の人が質問を繰り広げ、窓口の方も丁寧に答えているので
早くしてくれと心の中で叫び、焦りまくる。
なんとか私の願いが仏様に通じたのか前の人の処理も終わり、
素早く「2021年度「冬の関西1デイパス」を渡し「高野山・世界遺産きっぷ」
の発券をお願いした。
こんな時に限って窓口の人は南海電鉄の職員にしては珍しく丁寧な方で
詳しく説明をしだしたので、列車が来てますのでと
説明も省略してもらって切符を手にし
改札を突破し列車に間一髪間に合った。
改札前のホームで良かった。
天下茶屋駅と堺東駅の間に流れている日本でも有数の清流大和川を越える
「冬の関西1デイパス」はとても魅力的なお得切符だが、欠点がひとつ
1日ではとても使い切れないという事
さぞ鉄道マニアの人たちからしたら
腹立たしい難攻不落の切符だろう
JR西日本もよく考えている。
この切符の有効乗車区間と特典について
① JR西日本の近畿周遊エリアの他に、下記私鉄お得切符が選べて使える
② 南海電鉄「高野山・世界遺産きっぷ」 高野山エリア周遊
③ 京阪電鉄「びわ湖チケット」 琵琶湖エリア周遊
④ 近鉄電車「奈良・西ノ京・斑鳩チケット」 奈良広域周遊
①JR西日本のこれだけ広いエリアの列車に乗車出来て
私鉄3社のお得周遊切符②~④もどれか一つ貰えるので
実際に使用しようとすると、行けるエリアが一つに絞られてくる。
私は今回①+②を選択し高野山へ行って、JR和歌山線で和歌山駅廻りで
大阪に帰ろうとしたが、とても時間的に無理だった。
「高野山・世界遺産きっぷ」を選ぶとまず高野山以外も観光しようと
思わないない方がよい。
今回の場合南海電鉄の「高野山・世界遺産きっぷ」を買っておけばよかった。
極楽橋駅 高野山ケーブルに乗り換え
極楽橋駅に到着しこうや号から降りるとひんやりと冷蔵庫の中に入ったかのような寒さ
橋本駅から紀の川を渡るとこうや号は徐行しくねくね蛇行しながら山を登ってきたので
ここ極楽橋駅の標高が535m。気温は絶対氷点下。
駅員に誘導され同じ建屋の中にある高野山ケーブル乗り場へ向かう
極楽橋駅で降りた乗客は高野山観光が目的、ほぼ100%ケーブルカーに乗りこむので
乗客が多い時はケーブルカーの収容人数では収容しきれない。
列車の座席は前のほうを取っておいて極楽橋駅に到着したら
さっとケーブルカー乗り場に向かった方がせっかちな気性の人には良いだろう。
まぁ15分前後すれば後続のケーブルカーが来るのだが
高野山ケーブル
極楽橋駅と高野山駅まで約800mの距離、標高差約300m
積雪が残り寒々しい
景色を見ながらスイスイとスイス製の籠は登っていき5分ほどで到着。
南海りんかんバスで金剛峯寺へ
高野山駅で南海りんかんバスで金剛峯寺へ
道は凍結。道路の脇は崖。恐ろしや。
千手院橋バス停付近
バスは金剛峯寺まで行くバスではなかったので金剛峯寺手前にある千手院橋で降り
金剛峯寺、蛇腹道を通り壇上伽藍へ歩きます。
壇上伽藍までの距離は500mほど
金剛峯寺
今日は総本山は素通り、六時の鐘の前にある蛇腹道へ
蛇腹道を通り壇上伽藍へ
年末から年始にかけての寒波で日陰には20cm程の積雪が残っていた
これだけ積もった雪の上を歩くのは5年前札幌へ行った時以来人生2度目の体験。
蛇腹道
高野山の全景を龍が臥せた状態に見立て壇上伽藍を頭、このあたりの道が
蛇の腹にあたるとし蛇腹道と呼ばれるようになったとか。
よく解らいないが、よく知りたい方は高野山金剛峰寺公式サイトを見て下さい。
各建物の由来詳細が書いてあります。
https://www.koyasan.or.jp/meguru/sights.html#jabaramichi
壇上伽藍
高野山には多くの寺院があり、ここは高野山の政治行政を司る所と言ったところかな。
つまり重要な建物が段の上に集まっているって事やね。
根本大堂
真言密教の神髄を学ぶ道場の象徴として位置づけされ、
金堂と共に重要な建物だそうです。
壇上伽藍の主役といった感じ
一番堂々としてインパクトがある。
正月は無料で見学出来きます
金堂
根本大堂と共に重要な建物
もともとは講堂と呼ばれ、最初期に建立され
重要な集会や行事が行われる建物だったようです。
現在の建物は1932年に再建された8代目だとか。
7度壊れては再建する建物など珍しいのではないだろうか。
三鈷の松
なぜ高野山という仏教都市がこの地に誕生したかは、ここから始まります。
御影堂
吊灯篭が印象に残りました
夜灯りが灯されると幻想的な映像になりそう
今度は宿院で泊まって夜観覧しに行きたいな
中門
立派な門ですが新築の艶が残る2015年再建
施工は大林組
大林は守備範囲が広いですな
山王院
六角経蔵
堂に取手が付いているのを見て思い出しました。
取手を持って堂を一周廻すとお経を読むことに等しい功徳を得られることを。
早速やってみると、廻り始めが結構重く、ぐいっと力を入れると
スイスイ廻り出し1周廻り終え、清々しい気分に。
その場を離れると、私が廻しているのを見ていた若い女性が廻そうとしていたが、
最初はビクとも動かず、「ギャー動かない~」悲痛な叫び
そのうち堂が動き出し本願を成し得ていた。
西塔
壇上伽藍の奥の方に佇んでいる私が一番好きな建物
西塔
由緒ある歴史的な創造物を撮影していると、時間があっという間に過ぎていった。
おまけ
2020東京オリンピック 聖火リレー 高野山を走る
2021年4月10日高野山奥の院から壇上伽藍を経て大門まで聖火リレーが行われました。
高野山を代表する壇上伽藍をオリンピックの聖火ランナーが走る
最初で最後の イベントでオリンピックの雰囲気を いち早く味わわえました。
壇上伽藍に待ち構えて撮影
詳しくは別チャンネルにて動画がありますので御覧あそばせ
関連動画:YouTube
2020東京オリンピック 聖火リレー Tokyo Olympics Torch Relay In Wakayama Koyasan